ポリマークレイ(スカルピー)



ポリマークレイは加熱することで硬化する造形素材です。
日本では代表的な銘柄名「スカルピー」と通称されています。焼成さえしなければいつまでも硬化しないため、徹底的にへらで造形していきます。
逆に主成分がPVCであるため、切削、研磨は相当な難があります。メーカーサイトには硬化後削れるみたいに書いてありますが、、、、当社比65%くらいは以下自主規制な感じです。

焼成は家庭用のオーブンまたはオーブントースターで可能。
メーカーは無害であると主張していますが環境ホルモンが出ているとの未確認情報もあり、PVCは焦げるとダイオキシン系の有害物質を含んだ煙を出すとか云々。
自衛のため食品用のものは使用しないでください。必ず模型専用のオーブンを用意しましょう。

ドライヤーで硬化させるというツワモノもいます。

オーブンなら問題ないですが、オーブントースター使用時には焦げますので、アルミホイルで包む、蓋を開ける、などして対策します。

主要銘柄は
スーパースカルピー
スカルピー プリモ!(ベージュ)
グレイスカルピー [ポリマークレイ・オーブン粘土・樹脂粘土]
など。

私見ですがこのうち単品で原型素材としてまともに使い物になるのはグレイスカルピーくらいではないかという気がします。。好みは人それぞれですが自分は他の銘柄を使う気になれません。

スカルピーは主成分がPVCであるため切削に難ありといいましたが、焼き加減によって削り心地がまったく異なります。商品に添付されている説明書は信じないでください。その通りに焼くとゴミ箱に捨てる以外の使い道が見つからなくなります。

自分の場合は、浅い焼きをくりかえして半硬化状態を保つような使い方をしています。その「半硬化状態」が一番保ちやすいのがグレイスカルピーであるような気がします。

また主成分がPVCであるためか、硬化前のスカルピーはエナメル溶剤で溶かすことができます。表面処理やいったん焼成した後に新たに盛り付ける場合などに活用してください。
(楽天だとTAMIYA 【塗料】エナメル X-20 エナメル溶剤特大(250ml)とか)


性質の良いとこ取りをもくろんで複数の銘柄を混合する人もいますが、経験地が物を言いますし、使いやすいと感じる性質も人それぞれ。複合技は、まず単品でためしたうえで、そのあとの話。

いずれにせよ、へらで作れるということで使いやすい素材とカンチガイされる初心者が後を絶ちませんが、クセの強い、難易度の高い素材ではないかと思います。

スカルピーが好き、得意という人ももちろんいますが、初心者に誰彼かまわずオススメできるかというと・・疑問です。


2008.05.18追記:
楽天でポリマークレイの品揃えのいいショップを見つけました。
日本で入手できる銘柄ならたいていのものは揃いそうです。
グラスロードカンパニー:ポリマークレイのページ
タグ:造形素材
posted by 零無 at 17:41 | 造形素材・マテリアル